12月8日(水)(一般向けご案内)模擬国際仲裁セミナーのご案内―JCAAの迅速仲裁で、より速く、より安く―

一般向けお知らせ


公益社団法人日本仲裁人協会(JAA)関西支部では、一般社団法人日本商事仲裁協会(JCAA)大阪事務所との共同主催により、契約締結から国際仲裁による紛争解決までをポイントとなる解説を交えて実演するウェビナーを開催します。今回実演する模擬国際仲裁は以下のような事案です。

大阪の中小企業であるなにわレーザー社(NL社)は、特殊なレーザー技術や画像認識技術を持っており、これらを活用して、自動車部品の検査を自動化する装置を開発している。ある日、NL社は、中国のメジャーな自動車メーカーであるチャイナ・モーターズ社(CM社)から依頼を受け、同社に自動車部品の自動検査装置を販売することになった。NL社は、当事者間で紛争が発生した場合には、大阪地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とする解決を考えていたが、弁護士の提案により、JCAAを利用した仲裁で解決することを合意した。

NL社が出荷した自動検査装置は、CM社によって無事受領されたが、CM社曰く、想定していた機能を果たさないことが判明したため、検収はできないという。検収されなければ、検収後に支払われる残代金(総額の50%で1億円)が支払われない。NL社としては仕様書に適合した機械を出荷したはずだが、話し合いでは解決できないようであるため、NL社は仲裁を申し立てることにした……。

国際ビジネスの紛争解決手段は、国際仲裁が主流となっています。多くの日本の中小企業も外国企業とビジネスをするようになり、国際仲裁の実務的知識が必要とされるようになっています。今回は、仲裁手続がどのように行われるのか?紛争解決に仲裁を選ぶことにどのようなメリットがあるのか?裁判と同じ点・異なる点は何か?等を、紛争金額が3億円以下の事件に適用され、特に中小企業にとってメリットの大きいJCAAの迅速仲裁手続に沿って実演によりご紹介します。

国際ビジネスに関わる企業にアドバイスされる方、中小企業の国際紛争に関わる方は、ぜひご参加ください。

主催

JAA関西支部、JCAA大阪事務所

共催

大阪商工会議所(予定)

後援

(一社)日本国際紛争解決センター、(独)日本貿易振興機構

日時

2021年12月8日(水) 午後2時~4時

場所

Zoom Webinar開催 要事前登録(定員:先着500名)

参加費

無料

プログラム

※全編日本語で開催いたします。

Ⅰ.開会の挨拶

児玉実史弁護士・JAA関西支部支部長

Ⅱ.模擬仲裁

監修・解説:小林和弘弁護士・JAA関西支部副支部長

出演者(配役)

豊島 ひろ江(総合司会・ナレーター)
澤井 啓(NL社社長)
刁 聖衍(CM社担当者)
田村 陽典(NL社代理人・弁護士)
林 尚儒(CM社代理人・中国弁護士)
飯島 奈絵(CM社日本代理人・弁護士)
林 依利子(仲裁人・弁護士)
小川 新志(JCAA仲裁調停部課長)
彭 潔瑩(通訳)

Ⅲ.Q&A

Ⅳ.閉会の挨拶

神藤浩明氏・JCAA理事/大阪事務所所長

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» https://zoom.us/webinar/register/WN_c7vXHYJLQAGoXt_Yvr1OMA

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お問い合わせ先

JAA関西支部(大阪弁護士会法律相談部ADR課 担当前田)
TEL:06-6364-1238
FAX:06-6364-1255

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