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調停人養成教材・基礎編(2004年度版)
日本仲裁人協会(研修部会)は,2004年,経済産業省の委託のもと,(社)日本商事仲裁協会とともに,「調停人養成教材作成委員会」を発足させ,非法律家(例えば企業人OB等)を調停の担い手として養成するための教材作りに取り組みました。その成果として,「調停人養成教材・基礎編(2004年度版)」が完成しました。
このプログラムは,促進型調停(Facilitative Mediationプログラムの中では「自主交渉援助型調停」と呼んでいます)の技法を習得することを目的としています。そして,3日間(1日5時間,合計15時間)の研修で,「自主交渉援助型調停」を知るための基礎として,裁判,仲裁,調停,交渉など様々な紛争解決方法の特色,位置付けを学んだ上で,豊富な事例のもとでのデモンストレーション,ロールプレイ,グループディスカッションを通じて交渉理論,傾聴技術を学び,最後に調停人倫理を学ぶように構成されています。
上述のとおり,このプログラムは,主たる受講者を非法律家と想定して作成されたものですが,法律家にとっても,促進型調停の考え方,技法の基礎を学ぶうえで有益な教材であると思われます。
是非,調停技法習得の教材として,そして,調停人育成(トレーニング)のの教材として,このプログラムをご活用下さい。
利用条件,ダウンロード等につきましては,(社)日本商事仲裁協会のウェブサイト
» http://www.jcaa.or.jp/training2004/index.html
をご覧下さい。