2005年10月21日の理事会において、当協会の初代理事長・澤田壽夫が理事長の職を辞任し、2代目理事長として谷口安平が選任されました。
谷口新理事長から皆様へのご挨拶です。
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日本仲裁人協会理事長
谷口安平
ご高承のとおり、UNCITRAL模範法に依拠し世界基準を充たす新仲裁法が既に施行され、また仲裁のほか、調停、斡旋等を含む裁判外紛争解決手段利用の拡大と促進を目指すいわゆるADR促進法も制定に至りました。このような状況のなかで、より効率的な紛争解決の実現のための各関連機関の連携と人材の育成が急務となっております。
2003年に、多くの代表的実務家、研究者、企業人を核として設立されました日本仲裁人協会は、広範な各位のご賛同をえて順調に発展し、頻繁な研究会はもちろん、2004年秋から2005年春にかけては初の仲裁人研修を実現いたしました。
この度、任意団体でありました日本仲裁人協会は、さらなる発展を目指し、社団法人日本仲裁人協会として生まれ変わる予定であることをご報告申し上げます。
従前と同様、名称は仲裁人協会となっておりますが、仲裁だけでなく調停や斡旋等のADRに携わる方々、仲裁・ADRの多様な側面の研究に携わる方々、さらには仲裁・ADRの利用推進と質の向上に関心をお持ちの方々を広く会員としてお迎えし、仲裁人・調停人の研修・研究会等の開催、会報の発行、講演会やセミナーの開催、内外の関係団体との交流等をいっそう進めてまいります。
紛争解決手段として様々な利点をもつADR全般の健全な発展のため、日本仲裁人協会へのご入会をお勧めし、当協会での積極的な活動を是非お願いいたしたく存じます。
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